★ 種類 小紋 （袷）

★ 素材 正絹

★ サイズ 身丈 約 158.5cm（ 4尺 1寸 8分）
袖丈 約 48.5cm（ 1尺 2寸 8分）
裄丈 約 65.0cm（ 1尺 7寸 2分）
前幅 約 23.5cm（ 6寸 2分）
後幅 約 29.5cm（ 7寸 8分）

★ 色 表地 黒にも近い暗い茄子紺色 ■■■

八掛 暗い茄子紺色

胴裏 白色
（小学館発行『色の手帖』参照）

★ 着用時期 ： 春・秋・冬

★ 着用シーン ： お出掛けなどのカジュアルシーンに。
一つ紋（縫い紋）を入れて略式色無地として
色無地と同等のシーンで。

★ おすすめ年代 ： 20～70代

★ 付属品 ： 証紙・反端 なし 落款 あり


＜コメント＞
お仕立て上がり
伊勢型紙彫師 二代目 六谷梅軒氏の
江戸小紋 の ご紹介です。

入荷しました！
二代目 六谷梅軒 氏の作品です。

二代目六谷梅軒氏は、知る人ぞ知る
初代六谷梅軒氏の息子さん。
父である初代六谷梅軒は
昭和30年に第一回人間国宝
（重要無形文化財「伊勢型紙、錐彫り」技術保持者)」）
に認定されています。

江戸小紋の作り手には
染師や型彫師がいて、
型彫師には、児玉博氏や中村勇次郎氏など
「人間国宝」に認定された人が
何名かいます。

伊勢型紙となる地紙の渋紙を
彫り抜く技法には、縞彫り、突彫り、道具彫り、
錐彫りなどがあり、それぞれの技法に応じた
小刀や道具をつかいます。
一つの技法を習熟し極めるためには
長い年月を要するため、一人の職人が
本当に得意とする技法の数は1つか2つ
くらいになるそうです。
縞彫りは児玉博氏、道具彫りは中村勇二郎氏、
そして、錐彫りは今回の「六谷梅軒」氏です。

錐彫りは、半円筒形の刃物（錐）を
地紙に垂直に立て、回転させることにより
一つの丸い穴をあけ、その連続や
大小の穴の組み合わせだけで柄を作っていく
技法だそうです。
同じサイズの錐を用いても、微妙な力加減などで
穴の大きさが変わってしまうため、非常に
集中力を要する技法です。
～伊勢型紙おおすぎHPより～

さて、今回ご紹介のお品は、
きれいな路考茶色の地に
「長寿宝亀文」が染めだされた一品。

細かな点描による型紙の表現は
うっとりするほど。
手業を極めた精緻な表現は
見事なものですね。

また、ここまで精緻な型紙となりますと、
色作りや染めに携わる染師の仕事も
大変な技術を要します。

一見すると無地のようにも見える中に、
染め付けられた繊細な柄付が
奥行きのある独特の染め味となっていますね。

また、こちら、染めだけでなく
お生地も上質。

柔らかものは、生地が重ければ重いほど
上質とされていますが、こちらは昔ながらの
どっしりとした重みのある、本格派縮緬生地。
現代ものによく見られる、ぺらっとした薄手の生地とは
生地の厚みも、絹糸の使用量も全くちがう
贅沢な贅沢なお生地です。

その分、生地自体の持つ存在感に
染めのお色みがよく映え、発色も
美しい上に、生地の上質な光沢も際立っていますね。

すてきなデザインの中に、
長年ご愛用して頂けるような、お生地の良さもあり
当店だいやすが自信を持っておすすめしたい
一枚です。

帯合わせ次第で、幅広い年代の
お着物通さんに楽しんでいただけそうな
魅力的な一枚。

技を極めた名匠の一品です。

たいへんお値打ちな価格にてのご紹介です。
ぜひどうぞ。

尚、こちらのお品は当店店舗「だいやす」でも
同時販売中のお品です。
予告なく出品をとりやめる場合もございますので、
お早めにどうぞ。


＜状態＞
のお品物です。

パールトーンのタグが付いています。

シミや傷などなくきれいな状態です。

k-041119

注意事項

この他にも出品しておりますので宜しければご覧ください。